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四十住さくら(よそずみ)の実家と兄・父親・母親など家族情報!練習場・環境の詳細も


東京五輪の女子スケートボードパーク日本代表の四十住さくらさんについて。

世界ランキング2位、金メダル有力候補の1人ですが、この実績は家族からの献身的な支援がなければあり得ませんでした。

このページでは、四十住さくらさんの実家や、父・母・兄との情報を主にピックアップしていきます。

引退の危機や家族との強い絆など、今の四十住さくらさんを構成する上で欠かせないエピソード確認してください!

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四十住さくらの家族について詳細情報!

四十住さくらさんを語る上で、家族との絆は切り離すことができません。

彼女がスケートボードで世界トップレベルの選手になれた大きな理由として、家族の懸命なバックアップがあったからです。

四十住さくらさんの家族構成ですが、父親・母親・兄・本人の4人家族。

それでは1人1人の詳細を以下でみていきましょう。

四十住さくらの兄は13歳年上の麗以八(よそずみれいや)

四十住さくらさんの兄の名前は、四十住麗以八(れいや)さんです。

まずこの兄妹ですが年が13離れており、四十住麗以八さんの現在の年齢は32歳。

普段何の仕事をしているのか職業は不明ですが、どうやら結婚して妻子持ちのようですね。

キャンプなどのアウトドアが趣味とのことです。

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四十住さくらがスケートをはじめたきっかけは兄だった!

まず四十住さくらさんがスケボーはじめるきっかけとなったのが、このお兄さんなんですね。

これは四十住さくらさんが小学校6年生の時に、近所の公園で麗以八さんと友達がスケボーを滑っていたのです。

四十住さくらさんはその様子を一目見て「かっこいい、自分もやりたい!」と強く思ったとのこと。

そして兄からお下がりのスケボーをもらい、最初はヘタクソながらも一心不乱に滑っていたようですね。

すぐに立場は逆転してしまったようですが、この時に基礎技術を教えたのも兄の麗以八さん。

優しいお兄さんに褒めてもらえるのが嬉しくて、ドンドンのめり込んでいったようですね。

引っ込み思案な性格で運動もそこまでだった少女が、兄を通じてスケボーに出会ったことで、周囲が驚くぐらいの変化をしていったのです。

四十住さくらと兄の兄妹仲について

四十住さくらさんと四十住麗以八さんの兄妹仲は非常に良好!

お兄ちゃんからしても13歳年下ですから、かわいくてしょうがないといったところでしょう。

実際にスケボーの組み立てや普段のメンテナンスも、このお兄さんがやっているとのこと。

妹に甘えてこられるのも嬉しいといった様子です。

また四十住さくらさんは麗以八さんのことを「にぃーに」と呼んでおり、心の底から慕っている感じが伝わります。

また2018年に世界選手権で優勝した時には、麗以八さんからスケートボードに「お兄ちゃん大好き」と書いてと頼まれ、本当に書いたみたいですね。

ここまで仲の良い兄妹もなかなかいませんが、四十住さくらさんの強さはこのような愛情あってのこと。

お兄さんにとっても自慢の妹でしょうし、世界の大舞台で活躍する姿をみて、さぞや誇りに思っていることでしょう。

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四十住さくらの父親(和次)について

次に四十住さくらさんの父親についてみていきましょう。

名前は四十住和次(よそずみかずつぐ)さんといい、2019年4月のインタビュー記事で52歳だったので、現在の年齢は54~55歳。

お父さんの職業に関する情報もないのですが、四十住家はヤギを飼っています(名前:やっくん)

またこれは後述しますが、自宅前の畑のスペースを壊してスケート練習場を作ったということで、もしかしたら農業を営んでいたのかもしれません。

そんな父親の四十住和次さんは、娘が本格的にスケートボードをやることに当初反対だったそうです。

まず第一に怪我が多いこと。

スケボーは打撲、擦り傷は当たり前ですし、打ちどころが悪ければ骨折だって日常茶飯事。

またお父さん的にスケボーはヤンキーがやっているイメージだったそうで、女の子がするスポーツではないということ。

あとは練習場までの送り迎えがやはり大変だったとか。

そういうわけで四十住和次さんは、なんとかして娘のスケボーを辞めさせるために苦心するのです。

そこで両親による方針として、毎日厳しいメニューを課して、それをクリアしないことにはやらせないという風にしました。

完全に意地悪なメニューだったそうですが、逆にそれが本人のやる気に火を付け、グングン技術を伸ばしていったのです。

そして四十住さくらさんはすべての課題をクリアし、2012年に神戸で開催された「SSGカップ」という大会で、デビュー戦にも関わらず準優勝するのです。

途中で根を上げるだろうと想定していたのに、毎日必死に努力してさらに結果まで出したのですね。

それ以降は、全力で応援しようと腹を決めた和次さん。

国内のコンテストに出場する際はそれが東京だろうと、父親自らが車を運転して娘をサポートしているようです。

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四十住さくらの母親(清美)について

最後に四十住さくらさんの母親について紹介。

お母さんの名前は四十住清美(よそずみきよみ)さんで、現在の年齢は56~57歳。

四十住さくら選手が世界トップレベルのスケートボーダーになる過程で、直接的な関りが一番強いのは間違いなくこの母親です。

まず12歳の小学生ながら、「日本一のスケート選手になる」ことを決意した四十住さくらさん。

技を磨くためには当然それに見合った環境が必要ですが、実家のある和歌山周辺には、その当時スケート専用パークは皆無。

なので大阪・兵庫・奈良・三重など、県外の専用施設に通うことになったのです。

ですが和歌山の自宅からはどこも遠く、往復で3時間という道中の送迎をしていたのが、母の四十住清美さんなんですね。

さらに四十住さくらさんは特定のコーチなどもいないので、自分が滑っている動画から、改善点などを模索するというやり方で技を磨いてきました。

その練習動画を撮っているのも、母親の清美さんなんですね。

四十住さくらさんは平日だと4時間、土日の休みは9時間~12時間、施設の営業時間ギリギリまで滑っているようです。

そうなると1日の練習が終わるのは夜の22時~23時、そこからまた片道1時間半かけて帰路に就きます。

そして和歌山の実家に戻るのは深夜1時過ぎとなり、そんな生活が1年365日続きます。

中学・高校と学校に通いながら、毎日頑張っていた四十住さくらさんも当然すごいです。

ですがそれ以上にすごいのは、そこまで献身的にサポートできる清美さんではないでしょうか。

まさにこの母親なくして、今の四十住さくら選手という存在はあり得なかったでしょう。

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四十住さくらの和歌山の実家にはスケートの練習場がある!

地元の和歌山には専用のスケートボードパークがなく、練習できる環境がほとんどなかったことは先述しています。

「花の里河川公園」のようなスケートができる場所はあっても、効率的にスキルが向上できる環境ではありません。

そこで四十住さくらさんの両親は、所有していた畑をつぶし、コンクリートを敷いて障害物を作るなど、実家の庭の敷地にスケートの練習場を作ったのです。

そして四十住さくらさんは朝早く起き、その自宅練習場にて学校に行く前に30分~1時間滑ります。

まだ部屋で寝ている兄の麗以八さんに苦言を呈されながらも、日課として行われました。

さらに騒音で近所迷惑になるまので17時までですが、学校が終われば真っすぐに帰り、その足で練習の日々。

ちなみにこの自宅練習場の製作費は170万円ということで、これはもちろん両親・家計からの出費です。

バーチカルなど本格的な環境が必要になる中学2年生の時まで、この自宅練習場をメインに使っていたようですね。

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四十住さくらの実家近くにプライベートパークが誕生!

2020年10月、四十住さくらさんは実家から徒歩5分の距離にあるプライベート練習場を手に入れました。

これは地元の酒造会社「吉村秀雄商店」が、もともと精米所として使っていた倉庫をスケート専用のパークにしたとのこと。

もちろんこれは去年の話なので、「世界選手権」、「デュー・ツアー」「Xゲーム」などで結果を出す一流スケーターになってからのこと。

とはいえそれでも四十住さくらさんは、練習する環境に悩んでいたようです。

しかも世界情勢の影響によって、通っていたパークの休場が相次ぎました。

この状況では五輪出場・メダル獲得が厳しいと理解しながらも、どうすることもできない状況。

その話を吉村秀雄商店の経営者・安村勝彦さんが人づてに聞きつけ、なんとか力になりたいと尽力を尽くします。

そしてスポンサーの支援もあって完成したのがこのプライベートパークで、名前はそのまま「さくらパーク」です。

広さも十分で巨大なバーチカルランプを配したそのパークには、本人も大満足とのこと。

上では母親の清美さんが毎日車を運転して練習場に通っていた旨を書きましたが、このさくらパークは実家から目と鼻の先です。

しかも安村勝彦さんは、練習での騒音についても近所の人たちを説得。

その結果、24時間いつでも滑ることのできる体制になっているとのこと。

このエピソードからも分かるように、四十住さくらさんは地元の多くの人から支えられ、温かく応援されているようですね。

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四十住さくらにはスケート引退の危機があった!

世界ランキング2位、東京五輪金メダル候補のトップスケーターとなった四十住さくら選手。

ですが彼女が中学3年生・14歳の時、両親から引退勧告を受けるほど危機的な状況に直面していました。

というのも四十住家は、家計の大部分を四十住さくらさんに注ぎ込んでいたのです。

先述しているように、他県の練習場まで毎日車で移動していたのですが、その走行距離は5mkを超えた年もあったとか。

そうなるとガソリン代と高速道路料金も恐ろしい額になり、1ヶ月で15万円以上かかっていたとのこと。

また激しいトレーニングを行うので、デッキ・トラック・ウィール・ベアリング・ビスなどの必要経費もかさみます。

さらに海外のコンテストにも出場することになると、渡航費・宿泊費・滞在中の食費など毎回数十万円の出費が必要。

ここまでくると父親の収入だけで賄うことはできないので、貯蓄や保険を切り崩しながらやり繰りしていたそうですね。

それだけの費用に対して、スケーターとしての収入はほとんどありません。

そんな状況が続いた2017年1月、「もう次で最後」と四十住さくらさんは両親からいわれてしまうのです。

ここまで精いっぱいサポートしてきた結果、家計が破綻するギリギリの状態にまでなってしまったのです。

そして引退をかけた戦いの場として選んだのは、カリフォルニアで開催された「EXPOSURE 2017」。

さまざまなプレッシャーがかかる中、恐るべき集中力を発揮し、高いエアーを連発。

その結果、四十住さくらさんはこの大会で3位に入賞し、初めて賞金を獲得することができたのです。

その時の賞金額は3,000ドル(約34万円)だったので、この賞金を元手にもう1度大会に出場するチャンスができました。

そんな皮の首一枚でつながった状況で参加したのが、2018年6月の世界トップリーグ「VANS PARK SERIES(ブラジル・サンパウロ)」でした。

なんとここで四十住さくらさんは見事優勝し、賞金20,000ドル(約240万円)を獲得するのです。

さらにその活躍をみていた地元の輸入時計店がスポンサーに付き、これによって引退を回避することができたのです。

その後は国内外で破竹の勢いをみせ、世界ランキング2位にまで上り詰め現在に至ります。

ちなみに獲得した賞金はすべて実家・ご両親にわたしているそうですね。

なんにせよアスリート人生最大の危機・絶体絶命の状況を自らの力で脱したことは、本当に「持っているとしか」いいようがありませんね。

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四十住さくらの所属先とスポンサーを紹介!

過去には金銭的な問題で、引退寸前にまでなった四十住さくらさん。

今ではしっかりとスポンサーが付いて、安定的な収入もアリ、プロスケーターとして活動をすることを実現しています。

それではまず四十住さくら選手の所属先ですが、これは「株式会社ベンヌ」ですね。

この会社は芸能事務所のようで、四十住さくらさんとは所属タレントとしてマネージメント契約を行っています。

トップスケーターになってからは、雑誌のインタビューやテレビ出演など、スケート以外の仕事も入ってきます。

煩わしい交渉事などを任せ競技に集中することは重要ですし、プロフィールの所属先に記載することもできますからね。

そしてメインスポンサーとなっているのは、エナジードリンクの「レッドブル」です。

レッドブルは超一流のアスリートとしかスポンサー契約を結ばないことで有名で。

他の日本人アスリートでは、

・角田裕毅(F1レーサー)
・紀平梨花(フィギュアスケート)
・高梨沙羅(スキージャンプ)
・五十嵐カノン(サーフィン)

などのように、そうそうたるメンツ。

そして四十住さくら選手は、現在このレッドブルから全面的なバックアップを受けて活動しています。

さらに先述した引退回避の理由となり、四十住さくら選手の一番最初のスポンサーになったのが「株式会社オオミヤ」です。

この会社は和歌山が本店で全国に店舗を持ち、世界の高級腕時計を取り扱う輸入時計店。

この地元の時計店からの支援が本当に大きかったと、母親の清美さんも述べています。

あとこれも上で紹介していて経済的なスポンサーではありませんが、さくらパークのために自社の倉庫を無償提供してくれた、「吉村秀雄商店」も外せませんね。

他にもスポット的に付いている会社はいくつかあるようですが、大きい括りでいうと以上のような感じになります。

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四十住さくらに関するこのページのまとめ

このページでは、女子スケートボード日本代表の四十住さくらさんについて紹介してきました。

簡単な要約を最後に載せておくと、

・家族構成は父、母、兄、自分の4人

・兄は四十住麗以八(よそずみれいや)さんで年齢が32歳で13歳年上

・スケートをはじめるきっかけとなったのは、麗以八さんがスケートをしていたから

・父親は四十住和次(よそずみかずつぐ)さんで、年齢は54~55歳

・娘が競技をすることに最初は反対だったが、真剣に努力する様子をみて自宅練習場を自腹で作り応援する

・母親は四十住清美(よそずみきよみ)さんで、年齢は56~57歳

・県外の練習場への運転を毎日務め、練習風景の撮影もこなす

・2020年には実家近くの「吉村秀雄商店」の敷地内に、プレイベート練習場「さくらパーク」が完成

・14歳の時に経済的な理由で引退危機に陥るも、臨んだ最後の試合で賞金を獲得

・さらに継続して結果を出し、スポンサーが付いたことで競技が続けられるようになった

・四十住さくらさんの所属先は、芸能事務所の株式会社ベンヌ

・メインスポンサーは「レッドブル」で、他にも和歌山の輸入時計店「株式会社オオミヤ」など

このような内容となります。

2021年現在、四十住さくら選手の世界ランキングは2位です。

自身の努力や才能はもちろんですが、家族や地元の人たちからのサポートが大きかったのは間違いありません。

東京五輪では今まで支援・応援してくれた人のためにも、ぜひ彼女らしい全力の滑りで金メダルを獲得してもらいたいですね!

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