イベントレポート

国内最大級のCLT工場、サイプレス・スナダヤさんで製造とその裏側に迫る!
ーサイプレス・スナダヤさんの工場見学(前編)ー

チーム愛大

2018.12.16

Writing: チーム愛大

桧の集成材製造工場としては国内最大規模!


11月17日(土)、チーム愛大5名で、オープンファクトリーに行ってきました。
午前中にサイプレス・スナダヤさん(西条市)、午後から大石工作所さん(新居浜市)。
ファクトリーツアー(工場見学)も申し込み、5名で満喫しました。

ここでは、サイプレス・スナダヤさんのレポートを、西原&中川がお伝えします。

まずは、自己紹介。

愛媛大学法文学部4回生、西原 結友(にしはら ゆう)。愛媛県松山市に生まれ、ずっと愛媛で暮らしてきました。大学ではドイツ言語文化を専攻し、ドイツのことばと文化について勉強しています。最近ではドイツ語・英語に加え、フランス語、インドネシア語、ロシア語の勉強も始め、文化の根幹にある言語というものについて少しずつ勉強しています。外国について勉強することは、同時に自国について勉強することでもあります。自分の足で新たな土地を歩き、この目で実際に見ることで勉強していきたいため、3回生の夏に松山市の姉妹都市・ドイツのフライブルクへ短期留学をしました。大学生活も終わりが見えてきたこの頃、馴染み深い愛媛県のことについて、外からの目線もあわせて考えたいと思います。また、小さい頃からものづくりに関心があります。このイベントを通して、普段あまり目にすることのできないものづくりの過程や、そこに携わる方々についてお伝えできればと思います。(写真は前列左端)

同じく、法文学部1回生の中川菜々子(なかがわななこ)です。私は愛媛県伊予市双海町出身で、今も実家から大学へ通っています。大学では英語を中心に勉強していて、今後はシェイクスピアなどの英米文学について深く学んでいきたいと思っています。趣味は旅行をすることで、年10回以上いろいろなところを巡っています。特に、寺社仏閣を見ることが好きなので、西条市、新居浜市、四国中央市のような四国八十八ヵ所霊場が多くある地域に行くのがとても楽しみです。18年間愛媛県に住んでいながら、三市については知らないことがたくさん。「えひめさんさん物語」を通して新たな魅力を発見し、私のような人にもその魅力を伝えていけるよう頑張ります。(写真は後列右から2番目)

西原:サイプレス・スナダヤさんに到着。工場に入ると広大な空間が広がり、桧のにおいに気分が安らぎます。

中川:CLT(Cross Laminated Timber)という、木材と木材を接着して一枚の板を作る技術を取り入れているのが、サイプレス・スナダヤさんです。

西原:実は、このCLTにつかっている接着剤。現在の配合に至るまでに試行錯誤があったそうです。

工場長の渡部さんにお話を伺いました。
接着剤が真っ白でなく薄い黄色をしているのは、硬化剤を含むからです。CLTを作り始めた当初は真っ白な接着剤から試作し、接着剤メーカーの協力も得て、製造に適した配合になるまで繰り返し試作したそうです。

中川:機械の多さにも、驚きました。製材工程を全て機械化。そのため、事故の軽減や労働環境の改善にもつながっています。また、機械で行うため力仕事が少なく、女性も安心して働ける職場です。こういう仕事は力仕事が多く、女性や高齢者には厳しい仕事だというイメージを持っていましたが、性別や年齢関係なく働けることを知り、驚くと同時に、素晴らしい仕組みだと感じました。

西原:機械化とは反対に、木材の管理方法は、木材の隅に手書きで記号や番号が書かれています。この方法は昔から用いられているそうで、今後も変わらないのではないかと言われていました。

現在の課題としては、木材の切れ端をどう活用するかということがあるそうです。
工場の入り口にあるベンチもCLTの切れ端を活用して作られており、表面は加工されてすべすべしていました。この加工方法には大きく分けて2種類あります。サンダーという機械を利用すると、紙やすりで表面を整えることができ、さらに滑らかにするには研磨が必要だそうです。また、製品によっては木目の色味や柄にも配慮するそうで、オーダーによって何を重視するか、どこまで表面を整えるかを変えています。

後編:公園の遊具「ゆりかごブランコ」をCLTで作った作品「ゆりかご」 に続きます。

★今回はプレイベントでした。
本番は5月GW期間中の、ものづくり物語「アーティストinファクトリー」でも公開されます。
オープンファクトリー(工場見学)は、見学できる工場が増えて4月からの実施になります。

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