街コラム

3月なのに西条まつり? お祝い事には駆けつけます!

ママと暮らしのデザイン社の秋月やすこです。
物心ついたときにはすでに西条まつりが大好きで、小学校に入ってからは眠い目をこすりながら父の手を握り締め、夜中から始まる祭りを楽しむ。高校を卒業するころには祭りバカになり、今でも法被に腰巻で参加するほど祭りをこよなく愛しています。

3月10日、この日は伊曾乃神社社務所改築竣工祭の屋台奉納のため、氏子の神戸校区から安知生、大町校区から常心上組・川原町・北之町上組・新玉通・岸陰・清水町の合計7台のだんじりが参加。
その様子を取材しました。

 

それぞれがだんじり愛を語る「常心上組」

朝9:00 小雨が降る中向かった先は、大町校区16番お旅所屋台といわれている常心上組。
「常心上組のみなさん、あなたのだんじりの魅力を教えてください!!」とドキドキしながらお邪魔しました。

この日集まったのは約30人。秋の伊曾乃神社例大祭では、帰省組を含めて100人になるとのこと。お祭りの話になると、それぞれがだんじり愛を語りだす。それを聞く私もうれしくなる。やっぱり西条人。

今の屋台が新調されたのは大正14年。当時は白木のだんじりで、昭和59年に今の着色漆塗りに。「今、同じようなだんじりを作ろうとしても、この薄さで彫刻の立体感を出すのは難しい。昔の人の技術がどれだけ優れていたのかが分かる。色を塗っているから管理が大変だけどね」と思い入れを語ってくれました。

 

ここにいることが普通のこと

親子三代、真鍋学さん(66歳)、賢(さとし)さん(42歳)、丞(たすく)くん(5歳)。
学さんと事前連絡を取り合っていた私。「親子三代で写真を撮らせてもらえませんか~」というと、自治会館から出てきたのは中学時代の同級生の賢さん!!
「見たことあるな~って思ったんよ。僕にとって地元に住むということは普通のこと」と賢さん。
丞くんは自宅にある太鼓で練習を頑張っているそう。小学校に入ったらきっと動いているだんじりの中で太鼓たたけるよ!

11:00 大町地区のだんじりがお旅所に到着。
まだ雨は降り続いていていましたが、だんじりをひと目見ようと、人が続々と集まってきました。

 

出迎えるはお旅所屋台

常心上組がお旅所屋台といわれるのは、常心にお旅所があるから。
大町地区のだんじりがお旅所に入るときに、最初に常心上組が入り、その後続くだんじりをお出迎え。

 

結婚しても祭りを楽しみたい!

ひときわ目立つ笑顔がすてきな女性二人組を発見!
二列目、左端の二人。
木村夢さん(左・ 23歳主婦。1児のママ)と、濱元奈菜恵さん(右・23歳栄養士)。
二人とも小さいころから川原町のだんじりについてお祭りに参加。社会人になってもママになってもお祭りを楽しんでいるそう。

20年くらい前から徐々にお祭りに参加する女性が増えてきました。お嫁に行っても、お嫁に来ても自治会の一員としてお祭りに参加できるからこそ地域の絆も深まるのかもしれませんね!

濱元さんと甥っ子さん、そしてお父さん。
実は濱元さん、今月結婚式を控えているそうで、ご主人になる方も川原町でかき夫をしているそう。今年の西条まつりは、「夫婦」になって初めてのお祭りですね。お幸せに~。

 

太鼓と鐘は僕にまかせろ!

12:00 伊曾乃神社御神門前に、続々とだんじりが入り練り歩きます。
だんじりを肩で持ち上げる「差し上げ」。
このときに写真の中央に太鼓と鐘が見えますよね。太鼓をたたいているのは小学生の男の子。上手に足をだんじりにからめて体を固定しています。
小さな子どもだからこなせる役割ですよね。

さっきまで御神門前はだんじりや見物客でにぎわっていましたが、その後拝殿では各だんじりの代表が集まり、静まり返った中で厳かに神事が執り行われました。

神事が終わり、各だんじりには授与品として祈祷札と破魔鬼(はまき)が手渡されました。「破魔鬼」とは魔除け、開運厄除等繁栄をもたらしてくれる福の神のこと。

社務所の内部は改修され、部分的に増改築されていました。
ここで御守り、御札、破魔鬼を受けることができ、祈祷の受付も行っています。
伊曾乃神社には「私の思い入れ」があって第三、四子が双子ということで名付けを
お願いしました。私と同じように、伊曾乃神社への思いを持っている人も多いのではないでしょうか。

 

大人の姿に憧れた幼かったころ

今回、神戸(かんべ)地区から唯一参加したのが9番安知生。
みなさん、「安知生」って何て読むか分かりますか?
地元以外の方は、ほとんど読むことができないかも。
正解は「あんじゅう」です。

昔から変わらない安知生の法被。この法被を見たら安知生だ!と思い出してくださいね。
新体制になった青年団の団長・国田壮功さん(写真)。
「LOVE SAIJO」いえ「LOVE ANJYUU」を語ってもらおうと思いましたが、口下手ということで前団長・曽我亮太さんにここでバトンタッチ。

「みんな小さいころから太鼓や鐘をたたいてだんじりについて、いずれはだんじりを動かす側になりたいと思って育ってきたんです。年上の人たちが下の子の世話をするということが繰り返されてきたから、つながりがある。だんじりは自治会が一つになって動かしていくもの。大事なこと、そして楽しいこと」と話してくれました。

西条にはお祭りカレンダーが販売されていて、暦が10月から始まるなんとも西条人らしい発想。
今年のお祭りは新年号になって初めてのお祭り。世代交代を繰り返しながら、人々のつながりを大事にする西条まつりにぜひ足を運んでくださいね。

 

【2019西条まつり情報】

嘉母神社祭礼:10月12・13日(予定)
石岡神社祭礼:10月14・15日
伊曾乃神社祭礼:10月15・16日
飯積神社祭礼:10月16・17日