街コラム

繋がりを大切にする西条まつりは出会いの連続!

秋月やすこ

2019.11.20

Writing: 秋月やすこ

ママと暮らしのデザイン社、秋月やすこです。
今年の西条まつりも法被に腰巻姿でカメラをさげ、深夜から始まる西条まつりを思う存分楽しんできました~。

でも今年のお祭りは例年とはちょっと違う。
それは取材が加わるということ!! こんな大きなお祭りで、しかもアポなし取材……。大丈夫かわたし……。

どの人に取材をしようかと、とにかく歩く。ドキドキしながら声かけして取材をお願いすると、「えひめさんさん物語!! 知ってるよ! 取材いいよ! 頑張ってね!」と言ってもらえたことが、とにかくうれしかったんです。

西条まつりを愛する人たちの声を、たくさんの人に知ってもらうべく歩き続けました。

彫刻師・川人三郎さんが手がけただんじりが集結


15日午後、「西条建設業会館にいるから来ないか?」と友人から声がかかり、何が始まるのか興味津々で行ってみました~。すると6台のだんじりが集結してる!

川人会(かわんど会)って知ってますか?
川人会とは、香川県観音寺市在住の彫刻師・川人三郎さんが手がけた、御所通り・富士見町・登道・船形・上神拝・清水町の6屋台で構成されています。


この日は、多くの人に出迎えられ川人三郎さんが参加。ご自身が製作されただんじりをほほえましく見上げていました。
平成6年に新調された富士見町のだんじり。胴板彫刻は源平合戦の図柄を施していています。

水引幕にも注目です!


だんじりといえば彫刻ですが、その次に見てもらいたいのが水引幕です!!
白地に富士山と松が刺繍されていて、横から見ると立体感のある御所車。
聞くと富士山以外は今年すべて新調したとのことで、水引幕は各だんじりの歴史を垣間見ることができます。
ぜひ、水引幕にも注目してみてください。

女性も青年団で活躍しているんです!


船形青年団に加わって4年目の戸田聖子さん(最前列右から2番目)。
小さいころからお祭りが大好きで、大学進学で西条を離れましたが卒業後に帰郷。
お祭りを再開して10年。地元の人たちと関わることができる西条まつりをこよなく愛しています。

女性で青年団って珍しいかも! これはお話を聞かなきゃ~ということで、聖子さんにどんなきっかけで青年団に入ることになったのか聞いてみました。

「もともとはお祭りの買い出しのお手伝いをしていたんですが、ある日集会所に行くと『青年団やってみん?一緒にやろう!』と声をかけてもらって。そのまま青年団に入ったんです。

今年は会計担当で、お祭りが終わってから決算書を作る大仕事が待っています。私にとってお祭りは、普段忙しくて近所の人たちとなかなか顔を合わせることができなんですが、お祭りだからみんなに会える楽しみ、そして県内外に住んでいる同級生が帰省して久しぶりに会うことができる楽しみ。プチ同窓会ができるのがとってもうれしいんです」

伝統を受け継ぐ、新調中西御輿台!!


約31年ぶりに新調した神戸地区の中西御輿(みこし)台!!
御輿台を新調したと同時に法被も新調。「この法被の色、中西にぴったり!」と思ったのは私だけではないはず! 練り歩く皆さんもどこか誇らしげに見えました。

御輿台の刺繍へのこだわりが強く、中西伝統の前後の面はもちろん飛竜。
先代の御輿台は左右横面竜でしたが、それ以前の御輿台は獅子だったこともあり新調のものは獅子に戻したとのこと。


中西御輿台の総々代近藤健誌さん(左から2番目)に西条まつりの魅力を聞いてみました。

「祭りに参加してなんぼですよ! みんなでワイワイできる! 地域の人との繋(つな)がりがあるし、やっぱり中西の御輿台を見てもらいたい!! 小さいときから御輿を見てきたし、年配の方も車に乗って見に来てくれる。地域と繋がりがもてるっていいですね」


16日夕方、加茂川にだんじりが次々と集まってきました。
この光景は何度見てもきれいですよね~。
これから始まる川入りを、東側に据えただんじりが見守ってくれます。

子どもと一緒にお祭りに参加しています!


川入り前に、どうしても女性に取材をしたくて、勇気を振り絞ってキラキラしたお二人に声をかけしました!

福武沢だんじりの戸田万葉子(まよこ)さん(左)と佐伯寿子(ひさこ)さん(右)。
お子さんと一緒にお祭りに参加していました。

戸田さんは「今年みんなで服をそろえたんです! とってもドキドキしたんですが、お祭り感があってとってもよかったです」と話してくれました。

佐伯さんは地元が沢で、市外出身のご主人は沢でお祭りを始めて4年目。今では知り合いも増え、祭り期間中楽しくお祭りに参加しているそうです。「子どもたちが大きくなっても、できる限りお祭りを楽しみたいと思います」と話してくれました~。

飯積神社の祭礼にも行ってきました!!


17日朝9時。
飯積神社の祭礼に十数年ぶりにやってきました!!
岸影太鼓台のすぐ近くで、真剣に写真撮影をしている女性を見つけてすぐ声かけさせてもらいました。

岸影太鼓台の野口賢哉さんと娘さんの萌衣さん。
高校生から岸影太鼓台についていて、祭り期間中はずっと太鼓台について撮影をしているそう。
萌衣さんに、岸影太鼓台の魅力を聞いてみました~。

「岸影太鼓台は、放り投げやさしあげるときに落とさないし粘り強いんです! みんなカッコイイです!」と笑顔で話してくれました。

お父さんの賢哉さんにもお話を聞くと、萌衣さんと一緒にお祭りできることがうれしいし、太鼓台があるから地域が団結できるんですと思いを伝えてくれました。


川東在住の高橋祐弥さんは、地元が岸影地区。
祭り1カ月前から実家に泊まりこみ、仕事が終わると自治会館に集合し、仲間と祭りの準備。平成4年に新調した岸影太鼓台は今年で27年目。

「岸影太鼓台の魅力はやっぱり放り投げと、みんなの仲の良さ。普段からみんなと関わりあえているからこそ、みんながいるのが当たり前の感覚なんです」と仲の良さをアピールしてくれました。声がかれながらも取材に対応していただき、ありがとうございました!

小さい頃から太鼓台が大好きなんです!


船屋青年団の西佳子さん20歳。
この日は、朝4時に飯岡神社宮出しからスタートし、室川西原川原から八幡神社に移動しているときに、とびっきりの笑顔で走ってくる西さんに声かけさせてもらいました。
お祭りに関わるようになって5年。「何よりお祭りに関われることがうれしいんです!!」と忙しい合間に話してくれました。


西条まつり期間中の歩数を合計するとなんと4万歩越え!!
もちろん翌日から心地良い筋肉痛になったのはいうまでもなく。

今年のお祭りでとってもうれしかったこと。それは28年ぶりに同級生に再会できたんです。お互い最初誰だか分からず恐る恐る名前を言って、「あ~面影あるね!!元気だった?」って大盛りあがり。戸田さんが話してくれたように、私も10人ほどでプチ同窓会になりました。

お祭りの醍醐味!!それは、やっぱり「再会」と「繋がり」だと感じました。
20年ぶりに西条まつりのために帰省し楽しんだ友もいました。彼女のあのうれしそうな表情は、側にいる私までうれしくさせてくれました。

お祭りのときにしか会わない人たち。「お帰り」と言ってもらえてたくさんの笑顔がそこにあって、だんじりを囲んでお互いの屋台を自慢する!! 自慢していいんだ!!
だって、小さいころから身近で見て触れてきただんじり。一緒になって大きくなってきたんだもの。

そしてまた、西条まつりまであと何日~とカウントダウンが始まるのです。
来年は、違う地区のお祭りも見に行きたいと思います。

皆さん、楽しい西条まつりをありがとうございました。

【今回の取材先】
2019西条まつり