街コラム

「鉄道歴史パークin SAIJO」で鉄道と西条の魅力にどっぷり浸ろう!

高橋陽子

2019.10.17

Writing: 高橋陽子

こんにちは。さんマガ編集長の高橋です。
皆さん、西条にある「鉄道歴史パーク in SAIJO」をご存じですか?

前回のイベントレポートにて、鉄道歴史パーク in SAIJOで開催中のチャレンジプログラム「芝くるり」をお届けした私。
(レポートはこちら「親子体験レポート! 電車好きな1歳の息子と、リアル「ミニSL」に乗ってきました!」

その取材時、鉄道歴史パーク in SAIJO自体も満喫してきたので、今回はパークの見どころをたっぷりとお届けします。
(ちなみに息子は、前半の芝くるり取材を終え、グズグズモードに突入。親子体験レポートは断念しました。電車好きの彼なのに、ああ無念。涙)

 

実は4つの施設からなる「鉄道歴史パークinSAIJO」

そもそも皆さん、鉄道歴史パーク in SAIJOのこと、どのくらいご存じですか?
なぜ西条に“鉄道”なのでしょう?

それは「新幹線の生みの親」とも呼ばれる、第4代国鉄総裁十河信二氏は旧制西条中学校出身。旧西条市長も務めた十河氏の偉業と鉄道文化を紹介する施設として、つくられたものだからです。

そして実は、鉄道歴史パーク in SAIJOとは、「四国鉄道文化館 北館」「四国鉄道文化館 南館」「十河信二記念館」「観光交流センター」の4つの施設の総称。「自然と歴史と文化を学ぶ」をコンセプトにした、西条市の新しい観光・交流エリアなんですよ。

 

やっぱりメインはコレ。電車好きにたまらない「四国鉄道文化館」

北館は伊予西条駅の東側に、南館は予讃線の線路を隔てた南側にあります。
早速、北館から紹介していきますね。


四国初の本格的な鉄道博物館として、平成19年にオープンした北館。
入館料は大人300円、小中学生100円です。
(切符は南北どちらでも購入可能で、1枚の切符で両方の施設に入場できます)

切符を入り口で渡すと、改札パンチで切り込みをいれてくれます。うれしい演出!
大胆な木造建築の館内に一歩足を踏み入れると……ドーーーーン!

迫力満点の2台の車両が出迎えてくれます。
昭和39年の新幹線開業時に登場した初代0系新幹線(写真左)と、国鉄近代化の中核を担ったディーゼル機関車DF50形の1号機(写真右)です。
どちらも車内に乗り込みOK。運転台に座って、レバーやスイッチも操作できるので、運転士気分も味わえます。


こちらは、DF50形ディーゼル機関車の運転席。運転手気分を盛り上げる帽子は、受付横で自由に借りられます。このDF50形ディーゼル機関車は、日本でただ1台、走行可能な状態で保存されていたもので、「準鉄道記念物」にも指定されている貴重なものなんですよ。

そのほか、特急列車の歴代ヘッドマークやJR松山駅発行1号切符などのお宝もめじろ押し。

しかも、施設の窓からは現役の列車の往来が見え、駅のアナウンスも聞こえるんです!
子どもたちが大好きなアンパンマン列車の往来も見えちゃいますよ。館内にアンパンマン列車の到着時刻が掲示されているので、参考にしてくださいね。

鉄道の昔と今にどっぷりひたったところで、続いて南館へ。
ぽっぽ橋と呼ばれる連絡通路を渡って移動します。

南館から飛び出している青い電車は、新幹線と在来線の両方の線路が走行可能な「フリーゲージトレイン 第2次試験車 GCT01-201」。平成25年に試験走行の役目を終え、今はここで車体を休めています。

芝生の駅南広場には、総延長235メートルのミニSL軌道を整備。イベント時に、乗車会を実施しています。(それが前回レポートの「芝くるり」です)

館内に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、大型ジオラマ!

四国の特徴ある沿線風景を再現した中を、アンパンマン列車をはじめ、さまざまな種類の列車が走りぬけます。

朝から昼、そして夜へと移り変わる鉄道風景をナレーションとともに楽しめる演出で、夜には夜空に花火が上がったり、最終列車の通過後には保線作業車が走ったり。なんというか、ちょっとノスタルジックで、ドラマチックで、子どもたちだけでなく、多くの大人も見入っていました。


四国の鉄道の歴史やユニークな駅名などのパネル紹介や、とても価値ある鉄道模型展示も。

車両展示場には、3台の実物車両があります。ファンから“貴婦人”と呼ばれる「C57形蒸気機関車」、往年の国鉄急行列車「キハ65形気動車」、一貫して四国で活躍した「DE10形ディーゼル機関車」1号機です。


見てください!この重厚感!う、う、美しい!


C57形蒸気機関車には石炭も!(北海道で走っていたときの、名残りだそうです)

屋外展示場では、普段は間近で見ることができない鉄道標識、信号機や動輪などの実物を見学できます。

子どもも大人も、幅広い年齢層の人が鉄道を楽しみ、学べる施設ですよ。

 

旧西条市長も務めた新幹線の生みの親、十河信二を顕彰した「十河信二記念館」


再びぽっぽ橋を渡って北館方面へ戻り、「十河信二記念館」へ。

西条市の名誉市民・十河信二氏は、西条市長を務めたあと、第4代国鉄総裁として、その熱い情熱と卓越した手腕で、”夢の超特急”東海道新幹線の建設を実現しました。

「十河信二記念館」では、十河氏自筆の墨書や旅先から家族に送ったはがきなど、貴重な遺品や資料を展示。職業上の功績だけでなく、”雷オヤジ”として親しまれた十河氏の人間性にも迫ります。

 

お土産を買うならココ。「観光交流センター」


最後に紹介するのは、北館の正面にある「観光交流センター」。
昭和8年に建造された倉庫を改築した、レトロな雰囲気漂う建物で、西条市の観光情報の発信拠点としてさまざまな情報を案内しています。

西条市内の特産品やお土産、鉄道グッズを販売するコーナーもありますよ。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

いかがでしたか?
見どころ満載の「鉄道歴史パークin SAIJO」。鉄道好きさんも、そうでないあなたもぜひ、鉄道と西条の魅力を探しに訪れてみては!?

 

【今回の取材先】
鉄道歴史パーク in SAIJO
場所:西条市大町798番地1
開館時間:四国鉄道文化館・十河信二記念館 9時~18時
観光交流センター 9時~18時
休館日:水曜日(観光交流センターは無休)
入館料:四国鉄道文化館のみ(北館・南館共通券)大人300円、小中学生100円、就学前児童無料
電話:0897-47-3855

【関連イベント】
チャレンジプログラム「ミニSL・ミニ乗車会『芝くるり』
日時:ミニSL乗車会 11月24日(日)
芝くるり 10月20日(日) 10時~12時、13時~15時
場所:四国鉄道文化館 南館前広場
お問い合わせ:四国鉄道文化館 TEL 0897-47-3855

連携プログラム「伊予西条鉄道フェスタ2019
日時:11月23日(土)、24日(日)
場所:鉄道歴史パーク in SAIJO