イベントレポート

「おいしい水日本一」を飲み、ガイドさんと巡る。
「水の都」と言われる理由がわかる!(後編)  

チーム愛大

2019.02.21

Writing: チーム愛大

西条市での「水の都アクアトピア 水巡りツアー」の後編です。
(前編はこちら
水をテーマに、西条市の各所を巡ります。

県内有数の藤棚、
満開は4月下旬~5月上旬

水巡りツアーでは、臨済宗「禎祥寺」にも訪れました。
見事な藤棚があり、花の季節には訪れる人も多い場所。観音堂というお堂があり、そこから「観音泉(観音水)」と名付けられた泉があります。
その泉を源流とするのが新町川です。

うちぬきは地下から湧くため、水温は比較的安定しており、夏でも12~13℃くらいで冷たく感じられるそうです。
また、市内にあるうちぬきは時間帯によって水量を変え、水を使いすぎないよう調整しています。
たくさん流れているところをみられるのは、ラッキーなことだそうです。

うちぬき水を目指して、
わざわざ県外からも!

自宅用にと水を汲んでいる方に出会いました。その方は、炊飯用につかう水として汲んでいました。
越智さん曰く、お茶やコーヒー用の水としてもつかわれたり、県外からも「うちぬきの水」を汲むために訪れる方がいるそうです。

スタート地点の、JR伊予西条駅前に戻ってきました。
隣には鉄道博物館や「新幹線の父」十河信二の記念館があり、目前の線路脇には給水塔が見えます。
レンガ造りの給水塔は西条・高松間で大正10年に開通したJR予讃線で、蒸気機関車を運行させるために使われていました。現代の視点では何の結びつきもなさそうな「水と鉄道」ですが、蒸気機関車の時代にはその動力である水は欠かすことのできないものだったそうです。

豊かな水にあふれた西条市ですが、水の歴史の中には、水害もあります。
西条市に流れる加茂川ではかつて氾濫があったため、江戸時代に二重土手がつくられ、水害から街が守られてきたそうです。

今も街中に残る陸橋の中には、当時の鉄道のために昭和2年につくられたものがそのまま残っています。当時は溶接技術がなかったためピンで固定する「ピントラス橋」という仕組みが使われましたが、こうした方式の橋で現存するものは少ないので、橋を見るためだけに訪れる方もいるそうです。ここでも、またひとつ「水と鉄道」の結びつきを新たに知りました。


(左から西原、中川、岩田)

水巡りツアーに参加し、「西条の水」を通して生活の歴史を知ることができました。
普段なにげなく見過ごしていることに目を向けてみると、そこには意外なところで今の自分につながるものがありました。
今回は、西条市の水の物語について深く知ることができました。
ガイドの越智さん、ありがとうございました。

 

<チーム愛大メンバーによる、コメントという名の茶々>

●西原先輩に同行した岩田さんの感想
「水の郷」と呼ばれ、名水百選にも選ばれるほど美しく豊かな水を巡って、ぐるりと歩く素敵なツアー。ガイドの方に案内してもらいつつ歩くことで、西条の水や歴史、文化を体感。西条の特色である「水・木・紙」がコンセプトの町並みは様々なところに工夫が施され、水のモニュメントや綺麗に整備された小川、木と和紙のランプを使った図書館など、暮らしのなかになじんだ魅力を見つけることができました。今回は叶わなかったのですが、4~5月頃だと藤の花やツツジが咲き、草花も楽しめるそうです。

●西原先輩に同行した中川さんの感想
今回うちぬきツアーに参加する前の西条の印象は、だんじりが有名、水が美味しい、というぐらいでした。しかし、実際に西条の町を歩いてまわることで、水の都と呼ばれる理由が分かり、新たな魅力をたくさん発見することができました。ツアーを通して感じたのが西条市の水の豊かさ。町のいたるところにうちぬき水が湧いており、水を使ったアート作品や蛍が集まる水辺もあり、さまざまに変化する水のカタチを見ることができます。また、環境のことを考慮して、日によって水の放出量を調整している点も良いなと思いました。そだんじりの様子を描いたシャッターや、鉄道歴史パークなど、西条にはたくさんの魅力がありました。

【今回の取材先】
チャレンジプログラム「水の都アクアトピア 水巡りツアー」
参加費:大人1000円(軽食付き)
時間:約2時間
ガイドさんがつくため、ツアーは予約制です。
お問い合わせ・お申し込みは、西条市観光物産協会 TEL 0897-56-2605

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